e-ink(電子ペーパー)のAndroid端末

BooxC67MLCarta2

e-ink(電子ペーパー)のディスプレイはそれ自体は発光せず、ブルーライトを出さないなためか、液晶ディスプレイと比較して目が疲れません。

中国のメーカーがディスプレイとしてそのe-inkを採用したAndroid端末を製造しています。

そのうちのいくつかはAmazonで輸入品を購入可能です。

PDFがそのまま読める

KindleではPDFは一応サポートされていることになっているものの、自炊PDFのように画像をたくさん含むPDFはKindle形式に変換する手間があります。

目に優しいe-inkのKindleで読書をしていると、眩しいパソコンの画面で読んでいるPDFファイルをKindleでも読みたくなりま...

それに対してE-InkのAndroid端末にはE-Inkに最適化されたリーダーアプリが搭載されています。

そしてそのリーダーアプリは自炊PDFを全画面で難なく表示できるのです。

Kindleのように変換する必要がありません。

PDFの余白削除までリーダーアプリがやってくれます。

電子書籍ストアのAndroidアプリが使える

Kindleなどの電子書籍ストアもAndroidアプリで対応できる場合があります

  • Google Playに対応しない端末ではインストールが面倒。
  • インストールできても動作しない場合がある。
  • ストアアプリはe-ink向けに最適化されていないため、Kindle端末やKobo端末に比べて使い勝手が劣る(詳細は後述)。
  • 画面上部のステータスバーを消せないため全画面表示ができない。

AndroidアプリでZIPを読める

スキャンした複数の画像ファイルをZIP圧縮したファイルを読みことができます。

この形式のファイルは漫画の自炊本によく使われています。

搭載されているリーダーアプリではこのZIPを読めないのですが、Perfect ViewerなどのAndroidアプリをインストールすることで読むことができます。

ただいくつか問題はあります。

  • Google Playに対応しない端末ではインストールが面倒。
  • Perfect Viewerなど通常のアプリはカラー表示を前提に作られているため、見づらい画面がある(詳細は後述)。
  • 画面上部のステータスバーを消せないため全画面表示はできない。

E-Ink Android端末の比較

BOOX MAX N96 C67ML Carta2 KEPLER PRO
画面サイズ 13.3インチ 9.7インチ 6インチ 6インチ
解像度 1,200×1,600 825×1,200 1,072×1,448 1,072×1,448
ppi 150 ppi 150 ppi 300 ppi 300dpi
重量 550g 472g 195g 200g
Android 4.0 4.4 4.2 4.0
Google Play
RAM 1GB 1GB 512MB 1GB
内部ストレージ 16GB 16GB 8GB 16GB
性能
Kindleストア
楽天ブックス
BOOK☆WALKER

問題は多い

汎用OSであるAndroidと目の疲れないe-ink(電子ペーパー)の組み合わせは一見、素晴らしいように思います。

しかし、実際にe-inkのAndroid端末を使ってみるとちょっとがっかりします。

Android OSはモノクロを考慮していない

e-inkはモノクロ16階調です。

しかし、Android OSはモノクロ16階調向けにはできていません。

そのため、モノクロ16階調では見えない文字やボタンなどが出てきてしまいます。

アプリによってはカラー表示のAndroidより見づらく、何のためのe-inkなのかわからなくなります。

Androidのアプリはe-inkを考慮していない

e-inkは表示内容を書き換えるのに時間がかかります。

そのため、スクロールやアニメーションなどはかなり無理があります。

「ページめくり」であれば1ページを読み終わった時だけ表示内容を書き換えるのでなんとかなりますが、ブラウザのようにスクロールして読み進めるのは無理があるのです。

しかし、Androidのほぼすべてのアプリはスクロール前提です。

ほとんどの電子書籍アプリも「ページめくり」でアニメーションが入る有様です。

そもそもAndroidがアプリがe-inkを考慮しているわけがなく、e-inkで使うのは無理があるということです。

Androidのバージョンが古い

最新のAndroidバージョンはAndroid 7.1ですが、e-inkのAndroid端末のバージョンは4.0〜4.4と随分古いです。

現在、バージョン4.4以下のAndroid端末は全体の15%のシェアもありません。

そのため、Androidバージョンが古いために動作しないか、そもそもインストールできないAndroidアプリが多くあります。

例えば現在のKindleアプリはAndroid 4.4以上を要求します。

それでも上の表で「☓」でなく「△」としているのは、一般的ではない方法でインストールしてなんとか動かす手段があるためです。

Android 4.1以上を要求するKoboアプリも同様です。

コストパフォーマンスが悪い

問題が多いもかかわず価格は高いです。

Androidアプリが満足に動作するなら高くても納得できるかもしれませんが前述の通り、それは期待できません。

KindleとFireタブレットを併用したほうが遥かに安くつき、満足度も高いのではないでしょうか。

電子書籍の読みやすさならブルーライトを出さない電子ペーパー(e-ink)のKindleは圧倒的です。 しかし、6インチのモノク...